新型SurfaceはSnapdragonで小型化？ 11/12インチPro・Laptop、今春登場の噂

Microsoft、今春にもSnapdragon搭載の新型Surface Pro/Laptop発表か？ 11〜12インチモデルの噂が浮上

Microsoftが、プロセッサにQualcomm社のSnapdragonを採用した新しいサイズのSurface ProおよびSurface Laptopを、今春（2025年春）にも発表するのではないかという情報が注目を集めています。この噂によると、従来のラインナップにはない11インチから12インチ程度の比較的小型なモデルが登場する可能性があるとのことです。

噂の詳細と背景

Snapdragon搭載の意味: この動きは、MicrosoftがWindows on ARMエコシステムの強化に引き続き注力していることの表れと考えられます。Snapdragonプロセッサ（特に高性能なSnapdragon X EliteやX Plusなどが候補）の採用により、AppleのMシリーズチップ搭載MacBookに対抗しうる、高い電力効率（長時間のバッテリー駆動）、常時接続性（LTE/5G）、そしてAI処理能力の向上が期待されます。
新しい画面サイズ:

Surface Pro: 現在のSurface Proラインナップ（主に13インチ）に加えて、より小型でポータブルな11インチモデルが登場する可能性があります。これは、過去のSurface Goシリーズよりも高性能な、Proクラスの小型デバイスを求めるユーザー層に向けた動きかもしれません。
Surface Laptop: 現在のSurface Laptop（13.5インチ、15インチ）に対し、12インチクラスのモデルが追加される可能性があります。よりコンパクトで持ち運びやすいクラムシェル型ノートPCとして、新たな選択肢を提供する狙いがあると考えられます。

ターゲット: これらのモデルは、パフォーマンスと携帯性を両立させたい学生やモバイルワーカー、あるいはARMアーキテクチャの利点を享受したいユーザー層をターゲットにしている可能性があります。
AI機能の統合: Microsoftは近年、Windows OSや各種サービスへのAI機能（Copilotなど）の統合を積極的に進めています。Snapdragonプロセッサに搭載されているNPU（Neural Processing Unit）は、これらのAI機能をデバイス上で効率的に実行するために重要な役割を果たすため、新型SurfaceにおいてもAI機能がセールスポイントの一つになると予想されます。
発表時期: 噂通りであれば、「今春」、つまり2025年4月から5月頃にかけて、何らかの発表イベント（オンラインまたは対面）が開催される可能性があります。

過去の経緯と今後の展望

Microsoftは以前からSurface Pro XなどでARMベースのデバイスを展開してきましたが、アプリケーションの互換性やパフォーマンスの面で課題も指摘されていました。しかし、Windows on ARMの進化や、Snapdragon Xシリーズのような高性能ARMチップの登場により、状況は大きく改善しつつあります。

もしこの噂が事実であれば、MicrosoftはIntelベースのモデルとARMベースのモデルを両輪で展開し、ユーザーに対してより多様な選択肢を提供することになります。特に、Apple SiliconによってノートPC市場の勢力図が変化しつつある中で、高性能なARMベースのSurfaceが登場すれば、Windows PC陣営にとって重要な一手となる可能性があります。