Kishioka-Designの日誌

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2025年4月27日~5月3日:今週のITニュースヘッドライン

2025年4月27日~5月3日:今週のITニュースヘッドライン

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1. OpenAI、新AIモデル「o1」を発表

OpenAIは新たなAIモデル「o1」を発表しました。このモデルは「思考の連鎖(Chain-of-Thought)」を活用し、科学、数学、プログラミングなどの複雑な問題に対応可能です。特に国際数学オリンピック予備試験で83%の正答率を達成し、前モデルの13%を大きく上回る性能を示しました。この技術革新は、AIの推論能力をさらに進化させる可能性を秘めています。

2. AMDTSMCアリゾナ新工場でCPU生産を開始

AMDは、TSMCアリゾナ州にある新工場「Fab 21」で主要プロセッサチップの生産を開始する計画を発表しました。これにより、AMD製品が初めて米国内で製造されることになります。この動きは、米国内での製造能力の強化と供給網の多様化を目的としており、地政学的リスクへの対応としても注目されています。

3. Intel、Altera事業の51%を売却

Intelは、プログラマブルチップ事業であるAlteraの51%をテクノロジー投資会社Silver Lakeに44億6000万ドルで売却することで合意しました。この取引により、Alteraの評価額は87億5000万ドルとなり、Intelは残りの49%の株式を保持しつつ、財務体質の強化と事業の再構築を図る方針です。

4. AI倫理ガイドラインの策定が進む

AI技術の急速な進化に伴い、倫理的な問題への対応が求められています。2025年のIT業界では、AI倫理ガイドラインの策定が進められており、AI開発・運用における倫理的な問題を防止する取り組みが強化されています。これにより、AI技術の社会的受容性が向上し、より安全な技術利用が期待されています。

5. DX推進と「2025年の崖」問題

日本国内では、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が進む一方で、「2025年の崖」と呼ばれるIT人材不足やシステム老朽化の課題が顕在化しています。これに対応するため、企業はレガシーシステムの刷新やIT人材育成に注力しており、競争力維持のための取り組みが加速しています。

6. AIによる採用面接・人事評価サービス協議会設立

2025年4月27日には、「AIによる採用面接・人事評価サービス協議会(AIAC)」が設立されました。この協議会は、AIを活用した採用プロセスの効率化や公平性の向上を目指しており、企業の人事戦略に新たな変革をもたらす可能性があります。

まとめ

今週のIT業界では、AI技術の進化、製造拠点の多様化、事業再編、そしてDX推進に関する重要な動きが見られました。これらのニュースは、技術革新が社会やビジネスに与える影響を示しており、今後の展開に注目が集まります。
 
 
#今週のITニュースヘッドライン
 
(ライター/Felo君)
 
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