【2025年6月第3週】世界経済の動向まとめ:金融政策・物価・地政学リスクが交錯
2025年6月第3週(6月16日〜22日)は、世界の主要国で金融政策の決定や重要な経済指標の発表が相次ぎ、地政学的緊張も加わって市場は大きく揺れました。以下に、注目すべきトピックを詳しく解説します。
米国:FOMCは利下げ見送り、インフレ懸念根強く
6月19日、米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を据え置く決定を下しました。市場では年内の利下げ期待が高まっていましたが、FRBは「インフレ率が依然として目標の2%を上回っている」として慎重な姿勢を維持。
これにより、米ドルは主要通貨に対して強含み、株式市場は一時的に下落しました。
日本:日銀は追加利上げを見送り、円安進行
- 5月のCPIは前年同月比+2.7%と、目標の2%を上回る水準を維持。
- 円は対ドルで一時160円台に迫るなど、円安が進行。
中国:経済指標はまちまち、景気回復に不透明感
中国では5月の鉱工業生産指数と小売売上高が発表されましたが、いずれも市場予想を下回る結果となり、景気回復への懸念が再燃 。
英国:インフレ鈍化で利下げ観測強まる
地政学リスク:中東情勢が原油価格を押し上げ
市場の反応まとめ
地域 | 政策動向 | 市場反応 |
---|---|---|
米国 | 金利据え置き | ドル高・株安 |
日本 | 金利据え置き | 円安・株高 |
中国 | 指標低調・金利据え置き | 元安・株安 |
英国 | インフレ鈍化 | ポンド安・利下げ観測 |
原油 | 地政学リスク | 原油高 |
まとめ
今週の世界経済は、各国の金融政策とインフレ指標が交錯する中で、地政学的リスクが市場に影響を与える展開となりました。特に米国と日本の中央銀行の動向は、為替市場に大きなインパクトを与えています。今後も政策の方向性と地政学的リスクの動向に注目が必要です。
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