
試合概要
2025年9月13日、ロンドン・スタジアムにてプレミアリーグ第4節、ウエストハム・ユナイテッド対トッテナム・ホットスパーの一戦が行われた。結果はウエストハム 0-3 トッテナム。
トッテナムが後半にセットプレーから先制すると、その後は退場者を出したウエストハムを圧倒。試合を完全に掌握して勝利を収めた。
トッテナムが後半にセットプレーから先制すると、その後は退場者を出したウエストハムを圧倒。試合を完全に掌握して勝利を収めた。
前半は互いに拮抗した展開だったが、後半に入ると流れは一変。トッテナムはセットプレーから先制点を奪い、さらにウエストハムのトマシュ・ソウチェクが退場処分となったことで数的優位に立った。これを機に攻撃を加速させ、若手のルーカス・ベルグヴァルがプレミアリーグ初ゴールを挙げるなど、終盤にかけて圧倒的な内容で勝利を手にした。
試合展開
前半:拮抗した中盤戦
試合はウエストハムがホームの声援を背に勢いよくスタート。ルーカス・パケタを偽9番的に配置し、中盤のジェームズ・ウォード=プラウズ、トマシュ・ソウチェクと連動しながらビルドアップを図った。一方、トッテナムは中盤にジョアン・パリーニャとパペ・マタル・サールを配置し、ボール奪取から素早く前線に展開する形で対抗する。
序盤は中盤での激しいプレス合戦となり、互いに決定機を作ることができない時間が続いた。ウエストハムはジャロッド・ボウエンやクライシェンシオ・サマーフィルがサイドから仕掛けるが、トッテナムの最終ラインが集中力を保ち、シュートまで持ち込ませない。
19分、トッテナムはコーナーキックからクリスティアン・ロメロが強烈なヘディングシュートを叩き込むが、VARの確認後にファウル判定でノーゴールに。判定にはトッテナム側から不満が噴出したが、試合はスコアレスのまま進行した。
その後もウエストハムはパケタを起点に中央突破を狙い、トッテナムはカウンターからシャビ・シモンズやモハメド・クドゥスを使った速攻を繰り返すが、両GKの好守に阻まれて得点には至らない。前半終了間際にはウエストハムがボウエンの突破からシュートを放つが、これはグリエルモ・ヴィカーリオがセーブ。前半は0-0で折り返した。
後半序盤:試合を動かすセットプレー
後半開始早々、試合が動く。47分、トッテナムはシモンズが左コーナーキックを蹴り込み、ファーサイドでフリーになっていたサールが力強いヘディングでネットを揺らす。
トッテナムが待望の先制点を獲得(1-0)。
トッテナムが待望の先制点を獲得(1-0)。
先制直後、ウエストハムは前がかりになって同点を狙うが、ここで試合が大きく動くアクシデントが発生。54分、中盤でボールを奪い合う場面でソウチェクがパリーニャに対して足裏を見せる危険なタックルをしてしまい、主審は迷わずレッドカードを提示。
ウエストハムは10人での戦いを強いられることとなり、試合の流れは一気にトッテナムに傾いた。
ウエストハムは10人での戦いを強いられることとなり、試合の流れは一気にトッテナムに傾いた。
後半中盤:ベルグヴァルが躍動
数的有利となったトッテナムは、中央でボールを回しながらウエストハム守備陣を揺さぶり続ける。そして57分、右サイドのロメロがロングボールを供給。これに抜け出したベルグヴァルが高い打点のヘディングで叩き込み、2-0とリードを広げた。
このゴールはベルグヴァルにとってプレミアリーグでの初得点となり、スタンドは歓喜に包まれた。
このゴールはベルグヴァルにとってプレミアリーグでの初得点となり、スタンドは歓喜に包まれた。
さらに64分、トッテナムは追加点を奪う。ベルグヴァルが今度はパスで魅せ、ペナルティエリア内へ絶妙なスルーパスを送ると、走り込んだミッキー・ファン・デ・フェンが冷静に決めて3-0。試合は完全に決着した。
終盤:試合を締めるトッテナム
スタッツハイライト
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得点者:
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サール(47分/ヘディング)
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ベルグヴァル(57分/ヘディング)
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ファン・デ・フェン(64分)
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退場者:ソウチェク(54分/危険なタックル)
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ウエストハムはホームで7試合連続勝利なし
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トッテナムはリーグ戦で今季3勝目、順位を上位にキープ
選手寸評
トッテナム
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パペ・マタル・サール
中盤でのボール奪取とセットプレーでの先制点。攻守両面で圧倒的な存在感を発揮した。 -
ルーカス・ベルグヴァル
初ゴールに加え、3点目をアシスト。18歳とは思えない落ち着きと判断力で、試合のヒーローとなった。 -
シャビ・シモンズ
左サイドから正確なコーナーキックで先制点を演出。攻撃に幅をもたらした。 -
ミッキー・ファン・デ・フェン
守備での安定感に加え、追加点となる3点目を決めるなど攻撃面でも貢献。 -
クリスティアン・ロメロ
ゴールが取り消されたが、守備とロングボールの供給で存在感を示した。
ウエストハム
-
トマシュ・ソウチェク
退場によって試合の流れを完全に失わせた。軽率なプレーがチームに大きなダメージを与えた。 -
ルーカス・パケタ
前線と中盤を繋ぐ役割を果たそうとしたが、相手のプレスに苦しみ持ち味を発揮できず。 -
ジャロッド・ボウエン
サイドで積極的に仕掛けたが、決定機を作れなかった。 -
クライシェンシオ・サマーフィル
スピードでチャンスを作ったが、最後の精度に課題。 -
マッズ・ハーマンセン(GK)
何度か好セーブを見せたが、3失点はいずれも防ぎ切れず。
戦術分析
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ウエストハムの攻撃停滞
パケタを中心に組み立てる意図はあったが、ボウエンやサマーフィルとの連携が噛み合わず。最終ラインからのビルドアップも精度を欠いた。
ファンの反応
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ウエストハムファン:「またホームで勝てない」「セットプレー守備が壊滅的」「ソウチェクの退場で全て終わった」
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中立的な視点では、「退場は妥当」「判定が試合を左右した」「ウエストハムは修正が必要」といった意見が目立った。
総評
このロンドンダービーは、ウエストハムの守備組織の脆さと、トッテナムの組織力・戦術遂行力の差が如実に表れた一戦だった。
ウエストハムはソウチェクの退場が致命的となり、守備だけでなく攻撃面でも意図を失った。一方、トッテナムはサールとベルグヴァルを中心に、チーム全体で成長を感じさせる内容を披露した。
ウエストハムはソウチェクの退場が致命的となり、守備だけでなく攻撃面でも意図を失った。一方、トッテナムはサールとベルグヴァルを中心に、チーム全体で成長を感じさせる内容を披露した。
ウエストハムはまずセットプレー守備と中盤の構築を急務として修正すべきであり、トッテナムはこの勝利を次節以降の弾みにしたいところだ。特に若手の台頭がチームに新たな競争と活力をもたらしており、今後の成長に期待が高まる。
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