
基本情報とあらすじ
2025年に公開されたこの作品は、監督に キャスリン・ビグロー(英語表記:Kathryn Bigelow)がメガホンを取った、核ミサイルによるアメリカへの緊急事態を巡る政治スリラーです。
Netflixでは「単発ミサイルがアメリカに向けて発射された――誰が、何の目的で、どう応じるのか」という非常に緊張感ある状況から物語が始まります。
本作は、政府高官・軍司令部・ミサイル防衛部隊など、異なる立場から“18分”という極めて短い時間で世界の命運が動く瞬間を描いており、細部まで緊張が途切れません。
Netflixでは「単発ミサイルがアメリカに向けて発射された――誰が、何の目的で、どう応じるのか」という非常に緊張感ある状況から物語が始まります。
本作は、政府高官・軍司令部・ミサイル防衛部隊など、異なる立場から“18分”という極めて短い時間で世界の命運が動く瞬間を描いており、細部まで緊張が途切れません。
キャスト・スタッフ
-
脚本: ノア・オッペンハイム(NBCニュース元社長でもあり、報道出身という異色の作家背景)
-
主な出演者(カタカナ表記):
-
レベッカ・ファーガソン(ホワイトハウス・スタッフ/通信担当)
-
ジャレッド・ハリス(政府高官役)
見どころ
-
極限の時間設定:作品全体が“18分間”という短時間に焦点をあてており、その間に多くの判断・混乱・駆け引きが詰まっています。
-
複数視点からの構成:ホワイトハウス、ミサイル部隊、政府危機管理など、複数の視点で同時進行的に描かれるため、「自分ならどう動くか」「この状況で何が起きるか」を観ながらハラハラできます。
-
リアルなミリタリー&政府描写:監督ビグローは、「映画はフィクションだが、リアリズムに寄せる」というアプローチを取っています。
-
曖昧さを残すラスト:犯人やミサイル発射の起点が明かされず、最後の決断も映像内では確定されない構成。観客に思考を委ねる終わり方です。
気になるポイント・注意点
-
テンポが非常に速く、緊張感が連続するため、ゆったり観たい人には少々疲れる構成かもしれません。レビューでは「リアリズム重視で、伝統的な“起承転結の安心感”は少ない」との声もあります。
こんな人におすすめ/反対に向かない人
おすすめ:
-
ミリタリー/政府機構/核抑止といったテーマに興味がある人。
-
ハイスピードで展開するスリラーを「息もつかせぬ緊張感」で味わいたい人。
-「犯人は誰か」「どう決断するか」と考えるタイプのサスペンス初心者ではなく、観客自身が問いを受け止める余白を楽しむタイプの人。
向かないかも:
-
明快な結末や安心感を求める人。終わりに答えが出ない構成が気になる可能性があります。
-
軍事的なリアリズムに強いこだわりがあり、「ここが違う!」と気になってしまう人。
締めくくりに
『A House of Dynamite』は、「もしもの瞬間」に政府、軍、個人がどう動くかを圧倒的な緊迫感で描いた作品です。観終わったあと、しばらく“背後で動く巨大な仕組み”について考えてしまうような余韻があります。タイトル通り、まさに「爆発寸前の家」にいるかのような、鋭く刺さる映画体験。
「この状況、他人事ではないかもしれない」と感じさせる一作。ぜひ、観る前に静かな環境で、集中して視聴することをおすすめします。
#Netflix
#ハウスオブダイナマイト
#ハウスオブダイナマイト
■Kishioka Design Blog
■Kishioka-Design日誌(はてなブログ)
■note
