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逆襲ならず。バーンリーの牙城を破ったアーセナル、セットプレーとカウンターで盤石の2-0勝利

逆襲ならず。バーンリーの牙城を破ったアーセナル、セットプレーとカウンターで盤石の2-0勝利

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試合概要

2025年11月1日、プレミアリーグ第10節にて、 バーンリー(ホーム) 対 アーセナル が行われ、アーセナルが2-0で勝利を収めました。勝利によりアーセナルはリーグ首位の座をさらに強固なものとし、バーンリーは苦しい順位でシーズンを迎えています。
ゴールは前半に集中。14分にモラエス(ヴィクトル・ギョケレス)がセットプレーから頭で決め、35分にはディクラン・ライスがカウンターからヘディングで追加点を奪いました。 バーンリーは1本も枠内シュートを打てないという厳しい展開でした。
アーセナルはこの勝利で10試合を終えて25ポイントを獲得。リーグ首位でその差を拡げる形となりました。

試合展開

試合開始直後から、中盤で軽快にパスを回すアーセナルが主導権を握るムードでした。バーンリーは立ち上がりこそ意気込みを見せ、プレスを掛けに行き、アーセナルに自由を与えまいという姿勢を見せましたが、徐々にアーセナルのペースに飲まれていきます。
14分、アーセナルが早い時間帯に先制します。ライスが左サイドからのコーナーキックに絡み、ギョケレスがゴール前でヘディングを決めてネットを揺らしました。セットプレーを丹念に準備してきたことが明白で、バーンリーの守備陣に一瞬の隙を突く形となりました。
このゴールによってアーセナルは安心感を得て、バーンリーは先制を許したことで焦りが見え始めました。バーンリーとしては前へ前へという姿勢をより強めざるをえず、中盤でのボールの奪いどころと切り替えの速さという課題が浮き彫りになっていきます。
一方でアーセナルは落ち着きながらも速攻を意識し、特に幅を使ったプレーやサイドチェンジから相手守備を揺さぶる動きが目立ちました。25分あたりには、左サイドからトロサード(レアンドロ・トロサード)が仕掛け、バーンリーの右サイド守備ラインを深く下げさせ、一瞬のスペースを作り出していました。それに応じて中にライスやギャブリエルらが飛び込む構図が整っており、次のゴールを予感させる流れでした。
そして35分、アーセナルが決定機をものにします。トロサードのクロスを受けたライスが強烈なヘディングでネットを揺らし、2-0とリードを広げました。これは単なるセットプレーではなく、オープンプレーからのカウンターが起点となった攻めで、バーンリーが一度ラインを押し上げたところを見逃さず、速い展開でゴール前に侵入したものでした。
前半のこの時間帯で勝負がほぼ決したともいえる展開になりました。バーンリーは前半終了までに枠内シュートを打つことさえできず、アーセナルの守備の集中力、守備ラインの統率、そしてセットプレーへの準備が上回っていました。
ハーフタイムを迎えて、バーンリーは巻き返しを図るべく選手交代や攻撃スタイルの修正を試みます。守備重視から少し攻撃へのアクセントをつけ、サイドから仕掛ける動きを増やしていきました。例えば右サイドの突破を意識し、クロスの頻度を上げたり、セットプレーで高さを活かすために補強選手を入れたりと、反撃の芽を探しました。
後半に入ってからは、バーンリーが押し込む時間帯も出てきました。中盤を意図的にコンパクトに保ち、アーセナルのサイドチェンジを減らそうという意図も見えましたし、アーセナルがやや引いて構える形を取る中で、バーンリーは速いカウンターを警戒しつつも徐々にエリア内侵入を試みました。
しかし、アーセナルの守備は冷静そのものでした。相手のロングボールやサイドのクロスに対して高い反応を見せ、特にセンターバックのギャブリエル、ガブリエル・マルティネッリら(守備的にはギャブリエル)およびライスが中盤から守備に戻る貢献を見せ、バーンリーの深い位置からの崩しを許しませんでした。加えて、ゴールキーパーのデイヴィッド・ラヤも危なげなくシュートに対処し、数少ないバーンリーの好機をシャットアウトしました。
時間が進むにつれて、バーンリーの焦りが徐々に見えてきました。攻撃に出る回数は増えましたが、最終ラインを押し上げているぶん、アーセナルの速攻に対して背後を突かれる場面も散見されるようになりました。特にカウンターの際にバーンリーのサイドバックが高い位置を取ってしまい、アーセナルサイドハーフやウィングがその裏を使う動きが効いていました。
70分を過ぎてからは、アーセナルが中盤からサイド、再び中へとボールを回しながら試合をコントロール。無理に攻め急ぐことなく、バーンリーの出方を待ち、守備の隙を突いた瞬間に突破を図るというスタイルを継続しました。バーンリーとしては何度か良い入りを見せましたが、フィニッシュ精度、選択肢の少なさ、そしてアーセナル守備網の速い切り替えの前に決定機にまで至らず。
終盤に入っても、アーセナルが安定して試合を進め、バーンリーの疲労も明らかになり始め、プレスの強度が落ち、パスの精度も乱れる場面が増えていきました。アーセナルはその隙を逃さず、セットプレーでは再びチャンスを作り、バーンリーに集中させない攻撃を継続しました。
試合はそのまま2-0で終了。バーンリーは最後までゴールをこじ開けることができず、アーセナルは守り切りながら適切に攻撃機会を活かし、見事に勝利を掴みました。前半での2点が決定的な差となったと言えるでしょう。

スタッツハイライト

  • アーセナルが10試合消化して25ポイント。首位他チームとの差を7ポイントに広げました。
  • バーンリーはこの試合、前半にシュート枠内ゼロという苦しい展開。アーセナルの守備にほとんど動きを封じられました。
  • アーセナルはこの勝利でリーグ/全大会通じて7試合連続クリーンシート(無失点)を達成。守備安定の象徴となっています。
  • 得点2点とも、前半で決まった。14分、35分と早めの時間帯でのクリーンブレイクが効きました。
  • 得点パターンとして、1点目はセットプレー(コーナーキック)から、2点目はカウンターからのヘディング。バーンリーにとっては「守備の裏を突かれた」構図と言えそうです。

選手寸評

以下、主な選手をピックアップして寸評します(名前はカタカナ表記で記載します)。
  • ヴィクトル・ギョケレスアーセナル):14分の先制ヘディングゴールを決め、セットプレーで確実に仕事を果たしました。高さ・勝負強さともに光った一発。今回の勝利の立役者のひとりです。
  • ディクラン・ライスアーセナル):中盤での守備的な仕事に加え、35分には攻撃参加からヘディングで追加点。守備・攻撃両面でハイレベルな貢献を見せました。
  • ギャブリエルアーセナル):センターバックとして盤石の守備を実践。バーンリーの攻撃を最後まで許さず、クリーンシート達成に大きく寄与。
  • デイヴィッド・ラヤアーセナル):ゴールキーパーとして危なげないパフォーマンス。枠内シュートを受けない極めて少ない状況ながらも、集中力を切らさず守り通した点は高評価。
  • バーンリー所属選手(特定選手名省略):チーム全体として攻撃のアイデアやフィニッシュの質に課題が出た試合。特に前半のシュート枠内なしは、攻撃面での連携・選択肢が十分でなかったことを示しています。守備時にも高い位置からの守備が仇となり、裏を突かれた場面が見られました。

戦術分析

アーセナルの勝因はいくつかの戦術的ポイントに集約できます。まず、セットプレーの準備が非常に良く、14分のギョケレスのゴールもコーナーキックの流れから生まれています。相手の守備体制が整う前に一瞬の隙を突いた攻撃と言え、アーセナルが事前に対策を練っていたことが伺えます。
また、オープンプレーからの攻撃でも、アーセナルは幅を使ったサイド攻撃+センターの飛び込みという構図を効果的に使っていました。特にカウンター攻撃の際、バーンリーが高めにラインを押し上げていたことで、サイドの裏やミドルエリアへの侵入ルートが生まれ、35分のライスのゴールもその流れからでした。これはバーンリーが攻撃に意欲を見せたことが結果的に自らの守備に隙を作ったと分析できます。
守備面では、アーセナルがハイラインを多用せず、相手の攻撃を事前に読んで整理されていた印象があります。中盤からのプレス切り替え、守備ラインの統率、そして守備的中盤からの速い戻りなど、バーンリーにエリア内まで侵入を許さない構えがありました。特に前半、バーンリーに枠内シュートすら打たせなかった点からも守備の堅さが際立ちます。
一方でバーンリーは、守備から攻撃への切り替えで遅れが出ていたこと、攻撃の際に選択肢が少なく、相手守備網を崩すまでには至らなかったことが敗因と言えます。特にアーセナルのサイドチェンジや速攻をケアする余裕が少なく、また攻撃時に人数をかけ過ぎてしまったことで守備の裏を突かれた場面が散見されました。攻撃時のリスクとリターンのバランスをもう少し慎重に保つべきでした。
総じて、アーセナルの得意とする「守備の安定+セットプレーの精度+速攻のタイミング」がこの試合でも機能し、バーンリーはそれを止める術を見いだせぬまま完敗となりました。

ファンの反応

この試合に対してファンの反応も概ね好意的でした。アーセナルのファンからは「今季のチームは本当に安定してきた」「どんな相手でも危なげなく勝てる」などの声が上がり、首位を走る自信と安定感を感じさせるコメントが多く見られました。バーンリーのファンからは「アーセナルとの差が明確になった試合」「前半で勝負ありだった」という悔しさを含んだ反応が散見されました。
SNS掲示板上では、セットプレーからの得点パターンに対して「またセットプレーか」という声もありつつ、「それを何度も実践できるのが強み」という声もあって、アーセナルの戦績の積み重ねがファンに安心感を与えている様子が伝わります。一方でバーンリー側では、「もう少し攻撃にバリエーションを」「守備は頑張っていたが得点が足りない」といった冷静な反省も見られました。
バーンリーのスタンドでは、前半の段階から得点の苦しさを受け止めつつ、後半にいかに巻き返すかという緊迫した雰囲気が漂ったとのレポートもあります。最終的にゴールゼロに終わったことで、試合終了と同時に失望の雰囲気も漂いました。

総評

この一戦は、アーセナルが“相手の出方を見ながら、得意パターンを確実に決める”という理想的な試合運びを見せた典型と言えます。前半早々の先制点、続く追加点、そして後半の守備固めという流れ。バーンリーは挑戦的な姿勢を見せたものの、前半での攻撃不振、そして守備の隙を逃さないアーセナルの鉄壁ぶりの前に最後まで反撃の芽を摘まれました。
アーセナルにとっては、この勝利でタイトル争いをさらに有利に進める材料となりました。特に10試合で25ポイント、かつ連続クリーンシートという守備面の成果は、長丁場のリーグ戦を戦い抜く上で大きなアドバンテージです。逆にバーンリーは、この試合で見えた課題を早急に改善する必要があります。攻撃のアイデア、フィニッシュの質、そして守備から攻撃への切り替えなど、シンプルながら勝敗を分ける要素に遅れが生まれていました。
最終的に、勝つべきチームが勝った、という印象の強いゲームでした。アーセナルの“王者らしさ”が際立った中、バーンリーは現状のギャップを痛感させられた一戦と言えるでしょう。

 

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