
前回の記事では、FiiO M21の4.4mmバランス接続が持つ、「Quad DACフル稼働」と「950mWの怪物級パワー」という魅力について触れました。
しかし、私の愛機 HA-FW03はケーブル固定式。最新のワイヤレス WOOD master はそもそも有線接続ができません。この「4.4mmの空白」を埋めるため、私は具体的な費用と、新たなイヤホンの導入について徹底的に調査しました。

HA-FW03を「4.4mm改造」する費用と覚悟
「気に入っているFW03をそのまま4.4mm化したい」。その願いを叶える「プラグ交換」の費用感を調べました。
-
費用:約9,000円〜12,000円程度
-
技術料金:約7,000円(バランス化カスタマイズ料金)
-
パーツ代:約2,000円〜5,000円(4.4mmプラグ本体)
-
※大手「e☆イヤホンクリニック」などの相場
-
メリット: 愛着のある音色のまま、M21のパワーと分離感を手に入れられる。
-
リスク: メーカー保証は対象外になり、元に戻すのもまた費用がかかる「片道切符」の改造。
FW03はもともとバランスの良い音ですが、M21の力で叩き起こせば、低域の制動力が見違えるはず。1万円前後の投資でこの変化が手に入るなら、十分「アリ」な選択肢です。
上位モデル「HA-FW01」や「HA-FW1500」との音質差
次に検討したのは、「改造するくらいなら、最初から4.4mm対応(リケーブル可)の上位機種に乗り換えるべきか?」という点です。
-
HA-FW03 vs FW01(旧上位機):FW03は「軽やかでバランス重視」ですが、FW01は真鍮(ブラス)パーツを贅沢に使い、圧倒的な低音の沈み込みと音の広がりを持っています。M21のパワーを100%受け止めるなら、筐体の剛性が高いFW01の方が「化け代」が大きいかもしれません。
-
HA-FW1500(現行ハイクラス):さらに上位のFW1500は、音の「鮮明さ」が別次元。FW03の温かみを残しつつ、現代的な解像度をプラスした音作りです。MMCX端子を搭載しているため、市販の好きな4.4mmケーブルを自由に付け替えられるのが最大の強みです。
FiiO M21で鳴らす、4.4mmおすすめイヤホン 3選
調査を経て、私が「M21の相棒」としてリストアップした、4.4mmで聴くべきイヤホンがこちらです。
① Victor HA-FW1500(WOODの正統進化)
JVC WOODシリーズの魅力を最も現代的に解釈したモデル。M21のデスクトップモードで駆動すれば、オーケストラの地響きのような低音から、ボーカルの艶まで、ワイヤレスでは到達できない「生々しさ」を体験できます。
② FiiO FD5(ブランドの相性を追求)
同じFiiO製品で揃えるメリットは、その「音のスピード感」。ベリリウムコーティングの大型ドライバーを、4.4mmのパワーで一気に動かす爽快感は格別です。WOODシリーズとはまた違う、金属筐体ならではの「硬質でクリアな音」を楽しめます。
③ Sennheiser IE 600(シングルダイナミックの極み)
WOODシリーズ好きなら、同じ「1つのドライバー」で音を作るIE 600も刺さるはず。4.4mmで接続すると、圧倒的な定位感(楽器の位置)と、耳元で囁くようなリアリティが手に入ります。M21の持つ高いS/N比を最も実感できる組み合わせです。
最後に:私が選んだ次のステップ
HA-FW03を改造して「10年選手」として使い倒すか。
あるいは、M21のポテンシャルを信じて、リケーブル可能なFW1500などの新世界へ踏み出すか。
調査を終えた今、私の中では「有線バランス接続こそが、M21という怪物を手なずける唯一の手段である」という確信に変わりました。
次回、ついにプラグ交換か、それとも新機種導入か。
「4.4mmの扉」を開けた先に見えた景色をレポートします!
#FiiOM21
#ガジェットニュース
#ガジェットニュース
■Kishioka Design Blog
■Kishioka-Design日誌(はてなブログ)
■note


