
「期待の大型銘柄が、気づけば資産の半分に……」
投資をしていれば、誰もが一度は経験する苦い瞬間。私にとって、それはデザインツール界の覇者フィグマ(Figma / FIG)でした。
2026年1月現在、評価損は約マイナス35万4,020円。含み損は50%を超え、ポートフォリオを見るたびにため息が出る毎日。しかし、私はこの損失をただの「失敗」で終わらせないことに決めました。
今回は、フィグマを全額売却し、あえて今「国内大型株」へ資金を移した、2026年版のリバランス戦略とリカバー計画を詳しく公開します。

1. なぜ、今「損切り」なのか?
フィグマという会社自体は素晴らしい成長を続けていますが、2026年の市場は「将来への期待」だけで株価が上がるフェーズではありません。いつ戻るかわからない含み損を眺め続けるよりも、確実に成長の波が来ている場所へ資金を動かすことが、資産回復の最短ルートだと判断したのです。
今回のリバランスでは、以下の戦略を実行しました。
-
「死に金」を「生き金」に変える円転: フィグマ売却で得た米ドル(約5,962ドル)を、1ドル=159円台という有利な円安レートで日本円に振り替え。反撃のための強力な軍資金を確保しました。
-
節税対策(損出し): 他の利益と損失を相殺し、支払うべき税金を約7.1万円(損失額の20.315%)節約。これは実質的な「即時の利益」と同じです。
-
2026年の主役へ集中: 停滞していた国内個別株も整理し、すべてのリソースを最強の日本株へ投入しました。
2. 反撃の布陣。選んだのは「三菱グループ」の2大巨頭
再投資先に選んだのは、2026年の日本経済を象徴する2つの「三菱」です。
① 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
【テーマ:金利ある世界の復活と配当の柱】
投資内容: 100株を特定口座で購入。
狙い: 利上げ局面における利ざや改善と、積極的な株主還元。フィグマにはなかった「安定した配当金」を、資産リカバーの大きな柱に据えました。
② 三菱重工業(7011)
【テーマ:国策のど真ん中、防衛と次世代エネルギー】
防衛予算の拡大と次世代エネルギー開発。この2大テーマを一手に引き受けるのが三菱重工です。
投資内容: 200株(約93万円分)をがっちり保有。
リバランスからわずか1日。驚くべきことに、三菱重工と三菱UFJの力強い上昇により、個別株の合計含み益は+1万5,048円に転じました。フィグマで真っ赤だった画面に、ようやく「光」が差し込んだ瞬間です。
3. 【シミュレーション】35万円の損失はいつ取り戻せるのか?
この新しいポートフォリオ(約123万円)を使って、フィグマで出した35.4万円の損失をどう埋めていくか。現実的なロードマップを計算しました。
●リカバーを支える3つのエンジン
-
損出しによる税還付: 約7.1万円(確定済みのメリット)
-
年間配当金: 約3万円(想定利回り2.5%)
-
株価の成長: 年平均6.0%の上昇を想定
●資産回復のステップ
-
【2026年1月(現在)】税還付のメリットと現在の含み益を合わせ、すでに約8.6万円分のリカバーが実質的にスタートしています。
-
【1年後(2027年1月)】配当金の受け取りと株価の上昇が積み重なり、累計リカバー額は約17.5万円に到達する見込みです。
-
【2年後(2028年1月)】複利の効果も加わり、累計リカバー額は約27.0万円へ。損失の約8割を回収し、ゴールが見えてきます。
-
【3年後(2029年1月)】累計リカバー額は約37.2万円となり、フィグマの損失を全額リカバー達成! 資産はプラス圏へと浮上します。
フィグマをただ持ち続けて「いつか戻る奇跡」を待つよりも、成長と実績が計算できる国内大型株に乗り換えることで、「3年以内に算数で取り戻す」という明確な未来が見えてきました。
4. 結論:決断が未来を拓く
損切りは、資産を減らす行為ではありません。死んでしまった資金に、再び命を吹き込む「進化」です。
35万円という損失は大きいですが、それをきっかけに2026年の最強銘柄をがっちり掴むことができました。私はこの新しい布陣とともに、フィグマの損失を笑顔で振り返れる日まで走り抜けます。
【編集後記】
投資に「絶対」はありませんが、変化に対応することだけは常に正解だと思っています。皆さんのポートフォリオに、眠ったままの「停滞株」はありませんか?
1. 2026年のマクロ経済とトレンドを掴む必読書
『2026年 日本はこうなる』
-
発売日: 2025年11月5日
2. 「三菱重工・UFJ」の立ち位置を業界構造から知る
『「会社四季報」業界地図 2026年版』
-
著者: 東洋経済新報社(編)
-
発売日: 2025年8月23日
-
内容: 過去最多の194業界を収録し、防衛、エネルギー、銀行などの勢力図を網羅しています。三菱重工がなぜ2026年に「買い」なのか、業界全体の天気予想や平均年収などのデータから客観的に判断する材料になります。
3. 地政学リスクと日本株の黄金時代を読み解く
2026年1月に出たばかりの、日本株強気派の代表格であるエミン氏の最新刊です。
『エブリシング・ヒストリーと地政学』
-
著者: エミン・ユルマズ
-
発売日: 2026年1月5日
■Kishioka Design Blog
■Kishioka-Design日誌(はてなブログ)
■note


