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凍てつくアスプミラで何が起きたのか?マンチェスター・シティ、負傷者続出の中で喫した屈辱の敗戦

凍てつくアスプミラで何が起きたのか?マンチェスター・シティ、負傷者続出の中で喫した屈辱の敗戦

試合概要

2026年1月20日(日本時間21日未明)、欧州サッカー連盟UEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第7節が行われ、ノルウェーのボードー/グリムトがホームでマンチェスター・シティを3-1で下すという、今大会最大の番狂わせを演じました。
北極圏に位置するアスプミラ・スタディオンは気温マイナス1度。厳しい寒さと人工芝のピッチという特殊な環境下で、初出場のボードー/グリムトが欧州の巨人を圧倒しました。シティは14人の主力選手を負傷や出場停止で欠くという危機的状況にありましたが、それでもアーリング・ハーランドやフィル・フォーデンといったスター選手を擁しながらの敗戦は、世界中に衝撃を与えています。
 


試合展開

●前半:わずか3分間の「悪夢」
試合は序盤から予想外の展開を見せました。マンチェスター・シティはポゼッションで優位に立ち、ラヤン・シェルキやフィル・フォーデンを中心にボードー/グリムトのブロックを崩そうと試みます。しかし、高い守備ラインの裏を突くボードー/グリムトの鋭いカウンターが、シティの急造ディフェンス陣を翻弄し始めました。
22分、スタジアムが最初の爆発を迎えました。ボードー/グリムトは右サイドのオーレ・ディドリク・ブロンベルクが鋭いドリブルで駆け上がると、正確なクロスを供給。これにファーサイドで反応したカスパー・ホッグが、シティの守護神ジャンルイジ・ドンナルンマの股を抜くヘディングシュートを叩き込み、ホームチームが先制に成功します。
動揺を隠せないシティに対し、ボードー/グリムトは畳み掛けます。わずか2分後の24分、シティの若手DFマックス・アレインがハーフウェーライン付近で痛恨のコントロールミス。これを奪ったイェンス・ペッター・ハウゲが素早く展開し、再び右サイドのブロンベルクへ。折り返しをゴール前で待っていたホッグが冷静に沈め、わずか3分間でスコアを2-0としました。
●後半:ハウゲのゴラッソとキャプテンの自滅
後半、ジョゼップ・グアルディオラ監督は修正を試みるものの、シティの停滞感は拭えません。逆に58分、ボードー/グリムトが決定的な3点目を奪います。中盤でボールを奪取すると、左サイドで受けたイェンス・ペッター・ハウゲがカットインから右足を一閃。ボールは完璧な弧を描いてゴール右上隅に突き刺さり、ドンナルンマが一歩も動けないほどのスーパーゴールとなりました。
崖っぷちに立たされたシティは60分、ニコ・オライリーの粘りからラヤン・シェルキがシュートを放ち、ディフレクションしてゴールへ吸い込まれます。1点を返し、ここから反撃が始まるかと思われた矢先、チームの屋台骨であるロドリが「自滅」しました。
61分に最初の警告を受けたロドリは、そのわずか1分後、再びカウンターを阻止しようと強引なタックルを見せ、2枚目のイエローカードで退場。追い上げムードを完全に冷え込ませるキャプテンの離脱に、グアルディオラ監督も頭を抱えるしかありませんでした。
その後、10人のシティはオマル・マーモウシュを投入して猛攻を仕掛けますが、ボードー/グリムトの守備陣が体を張ってこれを阻止。試合はそのまま3-1でタイムアップを迎え、ボードー/グリムトがクラブ史上初、そしてノルウェー勢としても歴史的なCLでの勝利を掴み取りました。

スタッツハイライト

  • スコア:ボードー/グリムト 3 - 1 マンチェスター・シティ
  • ボール支配率:31% 対 69%
  • シュート数:11本(枠内6本) 対 14本(枠内4本)
  • パス本数:285本 対 642本
  • オフサイドによるノーゴール:ボードー/グリムト 2回

選手寸評

●ボードー/グリムト

  • カスパー・ホッグ(FW):文句なしのマン・オブ・ザ・マッチ。シティのDF陣をパワーとタイミングで圧倒し、歴史的な2得点を挙げた。
  • イェンス・ペッター・ハウゲ(FW):左サイドからシティの脅威であり続けた。3点目のミドルシュートは今大会のベストゴール候補に挙がるだろう。
  • オーレ・ディドリク・ブロンベルク(DF/MF):右サイドを完全に制圧。2アシストの活躍でシティの左サイドを崩壊させた。
  • ニキータ・ハイキン(GK):シェルキやハーランドの決定的な場面で立ち塞がり、最後方から勝利を支えた。

 

マンチェスター・シティ

  • アーリング・ハーランド(FW):母国ノルウェーでの試合に燃えていたが、徹底したマークに遭い沈黙。試合後「申し訳ない、恥ずべき敗戦だ」とファンに謝罪した。
  • ロドリ(MF):悪夢の夜を象徴する存在に。不慣れなセンターバック的な役割もこなしていたが、短時間での2枚の警告による退場は致命的だった。
  • マックス・アレイン(DF):経験不足を露呈。2点目に繋がったミスは、このレベルでは致命傷となった。
  • ラヤン・シェルキ(MF):唯一の得点を挙げ、苦境の中でもクリエイティビティを発揮したが、勝利に導くには至らなかった。

戦術分析

●ボードー/グリムトの「コブラ・カウンター」

監督のクエティル・クヌトセンは、シティの保持力を認めつつ、自陣でのブロック形成と、ボールを奪った瞬間に4〜5人が一気にスプリントするカウンターを徹底させました。特にシティの両サイドバックが上がった裏のスペースをブロンベルクとハウゲが徹底的に突き、センターバックのカバーを強いることで中央のホッグをフリーにする形が完勝の要因となりました。
 

●シティの守備崩壊と「即興」の限界

負傷者が14人に達したシティは、ディフェンスラインに若手のアレインやオライリー、さらにはラインデルスを配置せざるを得ませんでした。この連携不足は顕著で、ボードー/グリムトのシンプルかつダイレクトな攻撃に対してラインの統制が取れず、パニックに陥りました。中盤のロドリに負担が集中し、結果として彼が無理な守備で退場するという負の連鎖が起きました。

ファンの反応

  • ボードー/グリムト・サポーター:「一生忘れられない夜だ!北極圏まで来てシティが負けるなんて、誰も信じないだろう!」
  • シティ・ファン:「ロドリの退場は受け入れがたい。怪我人が多いのは分かるが、あまりにも規律がなさすぎる。」
  • 中立ファン:「これこそがチャンピオンズリーグの醍醐味。小さなクラブが大巨人を飲み込む瞬間を見れたのは幸運だ。」

総評

マンチェスター・シティにとって、この敗戦は単なる1敗以上のダメージを残すものとなりました。リーグ戦からの不調を引きずり、守備の要であるロドリを次節欠くことは、決勝トーナメント進出へ向けた大きな不安要素です。
一方で、ボードー/グリムトが見せた勇気ある戦いぶりは、欧州全土のサッカーファンを魅了しました。「予算や知名度ではなく、ピッチ上の情熱と戦術で勝てる」というサッカーの本質を証明した彼らの挑戦は、まだまだ続いていきそうです。
 
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