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エステヴァンの衝撃、そして新時代の幕開け。ロシニアー体制のチェルシーが敵地でパレスを圧倒!

エステヴァンの衝撃、そして新時代の幕開け。ロシニアー体制のチェルシーが敵地でパレスを圧倒!

プレミアリーグ2025-26シーズン、第23節のロンドン・ダービー。セルハースト・パークで行われたクリスタル・パレスチェルシーの一戦は、新体制となったチェルシーが若き才能の爆発と勝負強さを見せつけ、1-3で快勝を収めました。
それでは、この熱狂の試合内容を余すことなくお届けします。

試合概要

2026年1月25日(日)、冬の冷え込みが厳しいロンドン南部のセルハースト・パーク。残留争いからの脱出を目指すクリスタル・パレスと、リアム・ローゼニオール新監督の下で欧州カップ戦出場圏内への浮上を狙うチェルシーが激突しました。
結果は、18歳の至宝エステヴァンのプレミア初ゴールを含む3得点を挙げたチェルシーが勝利。パレスは終盤に1点を返したものの、主力のアダム・ウォートンが退場するなど、厳しい結果となりました。

試合展開

【前半:若き才能の輝きと痛恨のミス】
試合は立ち上がりからホームのパレスがアグレッシブな姿勢を見せました。オリヴァー・グラスナー監督はハイプレスを仕掛け、チェルシーのビルドアップを寸断。前半早々、チェルシーのベノワ・バディアシルが自陣での処理に迷った隙を突き、ジャン=フィリップ・マテタが決定的な1対1のチャンスを迎えました。しかし、守護神ロベルト・サンチェスが冷静なセービングでこれを阻止。チェルシーにとっては冷や汗をかくスタートとなりました。
対するチェルシーは、ローゼニオール監督が植え付けつつあるポゼッションサッカーで徐々にリズムを掴み始めます。中盤のエンソ・フェルナンデスとモイゼス・カイセドがパスの供給源となり、右サイドのエステヴァン、左サイドのジョアン・ペドロがパレスの守備網を揺さぶります。
均衡が破れたのは34分でした。パレスの若手DFジェイディー・カンヴォットがバックパスを短くしてしまう痛恨のミス。これを見逃さなかったエステヴァンが電光石火のスピードでボールを奪うと、そのままペナルティエリア内に侵入。GKディーン・ヘンダーソンの動きを見極め、鋭い左足のシュートをゴール右隅に突き刺しました。18歳のブラジル人天才少年によるプレミアリーグ初ゴールに、アウェイ側のスタンドは狂喜乱舞。パレスにとっては、優勢に進めていた時間帯だっただけに痛すぎる失点となりました。
 
【後半:チェルシーの冷徹な加点とパレスの自滅】
後半に入ってもチェルシーの勢いは止まりません。50分、再びエステヴァンが起点となります。右サイドでボールを受けたエステヴァンが巧みなドリブルで相手を翻弄し、中央のジョアン・ペドロへ預けます。ペドロは密集地帯で華麗なステップワークを見せ、マーカーを外して右足を一閃。これがゴール左に決まり、チェルシーがリードを2点に広げました。
追い詰められたパレスは反撃を試みますが、ここでさらなる悲劇が襲います。中盤の要であるアダム・ウォートンが、わずか6分間のうちにカイセドへの激しいタックルで2枚のイエローカードを受け退場。10人となったパレスは、戦術的な立て直しを余儀なくされました。
64分には、VARの介入によりチェルシーにPKが与えられます。ジョアン・ペドロのシュートがブロックに入ったカンヴォットの手を直撃したとの判定。これをエンソ・フェルナンデスが冷静に沈め、スコアは0-3。試合の行方はほぼ決定づけられました。
 
【終盤:パレスの意地と試合終了】
残り20分、パレスはイシュマイラ・サールやイェレミ・ピノを投入し、数的不利ながらも意地を見せます。88分、コーナーキックからの混戦の中、クリス・リチャーズが至近距離からヘディングで押し込み、1点を返します。スタジアムのボルテージは再び上がりましたが、チェルシーの守備陣は最後まで集中を切らしませんでした。
ロスタイム、サールの強烈なヘディングシュートが再びゴールを襲うも、サンチェスが超人的な反応で弾き出し、万事休す。チェルシーが1-3で逃げ切り、公式戦3連勝を飾りました。

スタッツハイライト

数字の上でもチェルシーの効率の良さが際立った試合でした。支配率はチェルシーが58%を記録。シュート本数こそパレスが14本(枠内5本)と上回りましたが、チェルシーは11本中7本を枠内に飛ばす精度の高さを見せました。
期待値(xG)では、チェルシーが2.45、パレスが1.12。決定機の数こそパレスも負けていませんでしたが、フィニッシュの質で大きな差が出た結果と言えます。また、パレスの退場者が試合をより難しくしたこともスタッツに影響を与えています。

選手寸評

チェルシー

  • エステヴァン: 文句なしのマン・オブ・ザ・マッチ。1得点1アシスト。18歳とは思えない冷静さと爆発的なスピードを見せました。
  • ジョアン・ペドロ: 狭いエリアでの技術は一級品。貴重な追加点を挙げ、攻撃を牽引しました。
  • エンソ・フェルナンデス: PKによるゴールだけでなく、中盤でのゲームコントロールが完璧。
  • ロベルト・サンチェス: 前半の1対1と、終盤のビッグセーブでチームを救いました。
  • クリス・リチャーズ: 守備では苦戦したものの、セットプレーから意地の1点を奪取。
  • アダム・ウォートン: チームの中心だったが、2枚のイエローカードで退場し、敗戦の引き金に。
  • ジェイディー・カンヴォット: 先制点に絡むミスとPK献上。19歳の若者にとって、非常にほろ苦い経験となりました。

戦術分析

【リアム・ローゼニオールの「新チェルシー」】
ローゼニオール監督は、これまでのチェルシーに見られた「個の依存」から脱却し、より組織的なポジショニングを重視したサッカーを展開しました。特に右サイドのエステヴァンをアイソレーションさせ、数的優位を作った逆サイドのペドロがフィニッシュに絡む形は機能していました。また、相手のミスを確実に突くハイプレスの強度も高く、規律の取れた戦いを見せました。
【パレスの誤算と課題】
グラスナー監督のハイプレス戦術は、試合開始20分まではチェルシーを圧倒していました。しかし、決定機を逃し続けたことで自分たちの首を絞める結果に。また、マンチェスター・シティへ移籍したマーク・グエイの穴を埋めるべく起用されたカンヴォットが、チェルシーのプレッシャーに耐えられなかった点は、今後の守備陣の再構築において大きな課題を残しました。

ファンの反応

試合後のSNS掲示板では、両チームのファンが熱い声を上げています。
チェルシーファンは、待望のエステヴァン初ゴールに大興奮。「ついに本物の至宝が現れた!」「ローゼニオール体制、ようやく光が見えてきた」と新体制への期待感が最高潮に達しています。
一方のパレスファンは、落胆の色を隠せません。「11戦勝ちなしはもう限界だ」「ミスから自滅するパターンに飽き飽きしている」と、監督の采配や若手の起用ミスに対する厳しい意見が目立ちました。特にウォートンの退場については、「不必要なプレーだった」と批判が集まっています。

総評

チェルシーにとっては、若いタレントたちが揃って結果を出し、新監督の戦術が浸透しつつあることを証明した、非常に収穫の多い一戦となりました。特にエステヴァンの活躍は、クラブの将来が明るいことを確信させるに十分なものでした。
パレスにとっては、泥沼の11試合未勝利。内容自体は悲観するものではなかったものの、決定力不足と不用意なミスが命取りとなるプレミアリーグの厳しさを突きつけられました。
この勝利でチェルシーは順位を上げ、欧州圏内を視界に捉えました。一方のパレスは、降格圏への転落を防ぐべく、次節以降の立て直しが急務となります。
 
 

【書籍紹介】

 
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発売日 ‏ :  2025/3/25
言語 ‏ :  日本語
本の長さ ‏ :  416ページ

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