Kishioka-Designの日誌

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音楽の「体温」を求めて:なぜ私はFiiO DM15 R2Rを選んだのか

音楽の「体温」を求めて:なぜ私はFiiO DM15 R2Rを選んだのか

ストリーミング全盛の2026年、あえて今、CDを手に取る。それは単なるノスタルジーではなく、音楽を「モノ」として所有し、じっくりとその音色に向き合いたいという贅沢な欲求からです。
今回、私がJVCのウッドコーンスピーカー「EX-NW1」の相棒として選んだのは、FiiOの最新ポータブルCDプレーヤー DM15 R2R です。
多くの人が「定番のDM13で十分ではないか?」と考えるかもしれません。しかし、ジャズというジャンルを深く愛する者にとって、DM15には抗いがたい魅力があったのです。
 


「R2R」という名の魔法

DM15を選んだ最大の理由は、その心臓部にあります。一般的なCDプレーヤーやDACが採用している「デルタ・シグマ方式」ではなく、あえて手間のかかる 24bit R2R方式 のDACを搭載している点です。
この方式では、なんと 192個もの超精密な抵抗器 を梯子状に並べてデジタル信号をアナログに変換します。この「ラダー型」と呼ばれる構造が生み出す音は、非常に滑らかで、デジタル特有の硬さがありません。
シンバルの細かな震えや、サックスの息遣い。ジャズの現場にある「空気の揺らぎ」を再現するには、このアナログライクな質感が不可欠だと確信しました。

ジャズのために用意された「RETRO」モード

さらに私の背中を押したのが、DM15に搭載された 「RETRO」サウンドプリセット です。
これは単なるイコライザーではありません。R2R DACの特性を最大限に活かし、厚みのある温かな音色を実現するために特別にチューニングされたモードです。
私の愛用するウッドコーンスピーカーは、もともと「楽器のような響き」を得意とします。このスピーカーに、DM15が奏でる「RETRO」な質感を流し込む——。これこそが、私の求めていた理想のジャズ視聴環境への回答でした。

据え置き機としての確かな実力

ポータブル機でありながら、自宅のメインシステムに組み込める拡張性も魅力です。背面の 「D.MODE(デスクトップモード)」 スイッチをオンにすれば、バッテリーを介さず外部電源から直接駆動でき、より力強く安定した音を鳴らすことができます。
赤いラインが印象的なボリュームノブや、どこか懐かしさを感じさせるデザインも、所有欲をしっかりと満たしてくれます。

結論:音の「深み」を諦めない選択

効率を求めればDM13という選択肢もあったでしょう。しかし、ウッドベースの低い唸りやピアノの柔らかな打鍵音に「深み」を求めるなら、R2Rという選択は必然でした。
これから始まるエージング(鳴らし込み)を経て、この192個の抵抗器たちがどんなジャズを聴かせてくれるのか。新しい旅が始まったような、静かな興奮を感じています。
 
 
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