
こんにちは!オーディオファンの皆様、注目必至の非常に尖ったコンセプチュアルなヘッドホンが登場しました。「懐古ではなく再誕」を掲げるNakamichi(ナカミチ)ブランドからリリースされた、開放型平面磁界ヘッドホン「Elite Pro P800J(P800JP)」です。
近年のイヤホン・ヘッドホン市場は、軽量さや取り回しの良さといったポータブル用途が主流ですが、この「Elite Pro P800J」はまったくの逆をいきます。あえてポータブル性を完全に捨て去り、「室内での静止状態でのリスニング」に特化。重量は約710gもあり、音漏れも全開という、まさにホームユース専用のモンスターマシンなのです。市場予想価格は税込142,200円前後。今回は、この妥協なきヘッドホンの魅力と特徴を紹介します!

■ ポータブルを捨てて手に入れた「漆黒の静寂」
本機の最大の特徴は、徹底的なノイズ対策によって生み出される「音の背景の黒さ(圧倒的な静寂性)」です。
ポータブル向けのケーブルは、軽く柔らかくするためにバランス接続であってもシールド(GND)を省く「2コア構造」が一般的です。しかしP800Jは、プロの現場やスタジオ機器で使われる「3コア・シールド構造」をあえて採用しています。付属する4.4mm5極プラグの第5極(GND)を積極的に活用し、信号線を強固なシールドで覆うことで、Wi-Fiや高周波ノイズ(RFI/EMI)の混入を物理的にシャットアウト。太くて重いケーブルを採用してでも、無音時の圧倒的な静けさを優先するという、据え置き機ならではのアプローチが光ります。
■ 80mm大型平面磁界ドライバーが描く広大な音場
ドライバーには、極めて軽量な振動板を持つ80mmの大型平面磁界型(プラナー)ドライバーを搭載しています。
平面磁界型は解像度が高くトランジェント(立ち上がり)が速い反面、高域が鋭くなりすぎる(刺さる)という弱点を持ちがちです。しかしP800Jでは、シールドケーブル特有の電気的特性(微小な静電容量)をあえて「音響フィルター」として計算に組み込むという離れ業をやってのけました。これにより、高い解像度を保ちながらも聴き疲れしない、滑らかでフラットな周波数特性を実現しています。
さらに、ハウジングはドライバー背面の気流を全く阻害しないフルオープン(開放型)設計。平面磁界型特有の背圧の影響を抑えることで、リニアな振幅を確保し、音が空間へスッと消えていく美しい余韻と広大な音場表現を楽しむことができます。
■ 重量は驚異の710g!「良質なスピーカーを頭に乗せている」感覚
スペック面も非常にアグレッシブです。周波数特性は10Hzから60kHzと超広帯域をカバーし、インピーダンスは32Ω、感度は100dB。筐体はアルミニウム製で剛性が高く、ノイズ耐性と高級感を両立しています。
特筆すべきはその重量で、約710gというヘッドホンとしてはかなりのヘビー級です。公式自ら「重いです。良質なスピーカーを頭に乗せた感覚」と表現しているほど。音漏れも大きいため外出先のBGM用途には一切向きませんが、その分「爆音が出せない部屋で、音楽の深淵にどっぷり没入する」という用途においては無類の強さを発揮します。開放型ならではの自由な空気の流れがあるため密閉感や圧迫感が少なく、重さの割に長時間の使用でも疲れにくい工夫がされています。
■ まとめ:音楽と真っ直ぐに向き合うためのマスターピース
日本国内のチームがサウンドデザインから最終組み立て、品質管理にまで責任を持って仕上げている「Elite Pro P800J」。利便性や手軽さが重視される現代において、「家で最高の音を鳴らす」という一点にすべてのパラメーターを全振りした、非常に潔くロマンあふれるヘッドホンです。
「スピーカーで大音量を鳴らすのが難しい環境だけれど、最高の音響体験が欲しい」という方や、一切のノイズを排除した漆黒の背景から浮かび上がる音楽のディテールを味わいたい方にとって、約14万円という価格以上の感動をもたらしてくれるはずです。気になった方は、ぜひ専門店のバランス接続環境で、その圧倒的な静寂と音場を体験してみてください!
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