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スタンフォード・ブリッジでの帰還劇:チェルシーがモウリーニョ率いるベンフィカ相手に辛勝

スタンフォード・ブリッジでの帰還劇:チェルシーがモウリーニョ率いるベンフィカ相手に辛勝

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試合概要

チャンピオンズリーグ2025-26シーズン、グループステージ第2節。舞台はロンドン、スタンフォード・ブリッジ。ホームのチェルシーが、かつてクラブを率いたジョゼ・モウリーニョを監督に迎えるベンフィカを迎え撃った。試合は緊迫感のある展開が続き、最終的にはチェルシーが18分に生じたリチャード・リオスのオウンゴールで先制。ベンフィカは何度か攻め立てつつもゴールを奪えず、逆転を狙うも守備陣の粘りもあって、チェルシーが1-0で勝利を収めた。後半アディショナルタイムにはベンフィカジョアン・ペドロが2枚目の警告で退場となり、チェルシーは数的優位での逃げ切りとなった。
この勝利で、チェルシーはグループステージでの初勝利を手にし、得失点差でかろうじて優位に立つチャンスを残した。一方で、内容には課題も目立ったこの一戦。

試合展開

前半:序盤から火花、速攻とクロスが鍵に

キックオフ直後から試合はテンポ良く立ち上がった。チェルシーは比較的高めの位置からプレスをかけ、ボール奪取から素早く攻撃に転じようとする構え。一方ベンフィカも前線にスピードを持つ選手を配し、カウンターでの仕掛けを狙う布陣だ。
開始3分、エンゾ・フェルナンデスが早々にミドルシュートを放ったが枠を外れ、序盤から積極性を見せる。ベンフィカもすぐさま応戦し、ドディ・ルケバキオのシュートがポストを叩いて惜しくもゴールとはならない。チェルシーは左サイドを拠点に攻めを試み、夏移籍で加入のペドロ・ネトが右サイドからドリブルで中央に切り込み、20ヤード程度から強めのシュートを放つが枠のわずか外。観客席がざわつく場面だった。
そこから間もなく18分、試合を決定づけるシーンが訪れる。チェルシーはネトが右サイドからのインスイングクロスを供給。これをガルナチョがファーサイドへ折り返すような形でボールを送り、これに反応したリチャード・リオス(ベンフィカ守備陣)がクリアしようと触れたボールがゴールに吸い込まれてしまった。オウンゴールチェルシー先制。
この先制点後、チェルシーは若干攻勢を落としつつも中盤の潤滑性を保ちつつポジションをコントロールしようとする。一方ベンフィカは前半中盤にかけて、サドコフやアウルスネスらのミドルレンジからの仕掛けを見せ始め、何度かゴール前に迫るもオフサイド判定、あるいは決定機になりきれず。チェルシーも前線でガルナチョ、ペドロ・ネト、ブアノノッテらが連動しつつ、もう1点を狙う。前半42分、ネトへのフリーキックからバディアシルがヘディングシュートを放つも枠外。前半終了直前、ガルナチョが地を這うようなシュートを放つが、キーパー・トゥルビンに防がれ、1-0で前半を終える。

ハーフタイムと戦況修正

ハーフタイムでは、ベンフィカが攻勢を強める案を取る可能性が高く、チェルシーとしては追加点を取りに行くか、守備を固めて逃げ切りを図るかの判断を求められる状況だった。チェルシーの監督マレスカは選手の疲弊と負傷者の多さを念頭に置きつつ、「汚い試合を勝ち切る」ことも視野に入れてメンタルを整えさせたとの報道もある。

後半:押し込まれながらも耐える時間帯

後半、ベンフィカは序盤から攻勢をかける。チェルシーはやや守備的に下がり、中盤を厚めに構える形に修正。ベンフィカはトゥルビンからのロングフィードや中盤の展開で揺さぶるが、オフサイド判定が救う場面もしばしば。チェルシーも反撃を試み、ガルナチョが遠目から狙う、ペドロ・ネトが再び右サイドから仕掛けるなど、幾度か突破の兆しを見せた。
途中、チェルシーエスタヴァオやジョアン・ペドロ、ギッテンズらを投入し、守備のスリルを減らそうと試みる。後半中盤以降、ベンフィカはセットプレーやクロス攻撃で迫る機会が増え、チェルシー守備陣は何度もクリアやブロックで危機を防ぐ。特に Marc Cucurella がサイドで守備と攻撃を兼ねて奮闘し、相手クロスを跳ね返す機会が目立ったという報道もある。
終盤、緊張感はさらに高まる。ベンフィカはゴール前での混戦やこぼれ球を拾おうとするが、チェルシーの守備ブロックが粘り強く対応。試合終了直前には、ベンフィカジョアン・ペドロがハイ・ブーツ気味の接触で2枚目のイエローカードとなり退場。数的不利となったベンフィカの最後の猛攻は勢いを削がれ、チェルシーは時間をうまく使って逃げ切り。1-0のままで試合終了となった。
このように、終盤は一進一退、「守備の時間」をいかに乗り越えるかがカギとなった試合だった。

スタッツハイライト

  • ゴール数:チェルシー 1 – ベンフィカ 0
  • 試みられた攻撃の数:両チーム合わせて多くない(クリティカルなチャンスは限定的)
  • チェルシーは安定した守備ブロックを形成し、相手の決定機を的確に潰す能力を見せた
  • ベンフィカオフサイド判定やクリアに阻まれ、決定的なフィニッシュ機会を作れなかった
  • 警告・退場:チェルシーは選手に数枚のイエローカードがあり、さらにジョアン・ペドロが退場。ベンフィカもリオスや他選手に警告が出された。
  • 所有率やパス成功率については公式データベースに明記がなかったが、中盤での攻防が激しく、少ないリスクでの転換を図る流れが目立った

選手寸評

マルク・ククレジャチェルシー/左サイドバック
この日のチェルシーでひときわ存在感を放った選手。相手クロスを跳ね返す守備対応に加えて、前線への積極的なサポートも見られた。報道によれば、デュエル数やインターセプト数でも目立つ働きをしたとの声もあり、「マン・オブ・ザ・マッチ」に挙げる向きもあった。
ペドロ・ネト
右サイドからの切り込みとクロス精度がこの試合で鍵を握った。先制点の起点とも言えるサイド仕掛けは、チェルシーにとって重要な武器となった。ただし後半は相手守備に対応される場面も多く、単調さを突かれることもあった。
アレハンドロ・ガルナチョ
攻撃の起点・絡み手として期待されたが、徐々に相手にマークされ自由度を制限されるシーンが増えた。それでも、先制の流れを作るアシスト的な動きは評価できる。後半はスタミナ面でやや低下が見られた。
ファクンド・ブアノノッテ
チェルシーの「10番役割」を担う形で中盤からの分岐点となろうとした。ただし決定的な働きには乏しく、相手に囲まれてボールを失う場面も複数見られた。経験値を重ねて改善を図りたいところ。
ベノワ・バディアシル
この試合が本格復帰に近い形での出場とされており、守備ラインの一角を担ったが、落ち着いたプレーが見られた。ヘディングでのクリア対応や読みの良さも見せ、復調の兆しを感じさせた。だが、スピードある攻撃陣を相手にする際はやや体の重さを感じさせる瞬間もあった。
マレスカ自身も試合後のインタビューで、「バディアシルは非常に良かった」と述べている。
ジョアン・ペドロチェルシー
途中交替で入り、試合終盤に重要な働きをすることが期待されたが、残念ながら退場となってしまった。2枚目の警告は接触プレーによるものだが、試合を締めくくる時間帯での不用意な行動という意味でマイナス材料だ。
相手側:リチャード・リオス
不運にも先制のオウンゴールに絡んでしまったが、守備ラインの一角としては適度な安定性を見せる。試合を通じて際立ったミスは少なかったが、危機管理の部分でこの一瞬が命取りになってしまった。
その他、ベンフィカ側の選手たち
サドコフ、アウルスネスなどは中長距離からのシュートで試みを見せたが、ためらいがあったり、枠を捉えきれない場面が目立った。トゥルビンはスローイングから展開を試みるなど積極性を見せ、決定的ミスはなかったものの、クリアやカバーが遅れてピンチを招く場面もあった。

戦術分析

チェルシー: “守備の安定化” と “要所でのサイド突破”

チェルシーはこの試合、得点能力を最大化するというよりは、守備優先でゲームを支配し、カウンターまたはサイド突破でチャンスを伺う構えを取ったように見える。中盤での圧力は抑えつつ、無理をせずに逆襲を狙うバランス型布陣。前線は必ずしも多数で押し上げることはせず、ガルナチョやネトら数名がサイドで抑えつつ、ブアノノッテが中央での繋ぎを試みる構図。
守備時には5枚目の横幅を取るような意識を持ち、中盤と最終ラインの距離を保ちつつ相手の侵入を防ぐべくセカンドボール対応を重視。特にククレジャの働きが、左サイドでの守備・攻撃転換において重要な局面を作り出した。報道でも彼の運動量と守備対応能力の高さが評価されている。
また、選手交代を通じて守備陣を安定させたり、ボール保持や時間稼ぎを図る意図も見られた。終盤においては数的優位を手にする時間を迎えたが、それ以前に耐える時間帯が長かった。

ベンフィカ: アグレッシブな攻めと切り返しの欠如

モウリーニョ率いるベンフィカは、相手守備のブロックをこじ開けようと前線にプレッシャーを掛け続けようとした。特に中盤から前線へのフィード、あるいはサイドからのクロスを武器にしようという意図が明確だった。しかし、チェルシーの守備ブロックがしっかり構えられていたため、突破口をつくのが難しかった。
また、攻撃の際の切り返しや連動性でやや単調になった場面も多く、クロスに頼る展開が目立った。さらに、オフサイド判定やクリア、プレッシャーに屈して威力あるシュートを打てない場面が繰り返された。つまり、守備ブロックを前にして立て直す術/変化を持たなかった点が最後まで響いた印象がある。

トランジション(攻守の切り替え)管理の差

チェルシーは失点リスクをできるだけ抑えた上で、相手ボール奪取時の危険なカウンターに備えて複数枚の戻りを確保。ベンフィカが攻勢をかけていた時間帯も、最終ラインから中盤までの距離感を保ち、危険地帯を狭めていた。
一方、ベンフィカは攻勢時に裏を取られるリスクをもたらすパスの使い方や、逆に守備に回ったときの戻りがやや遅れる場面もあった。チェルシーはそこを突いて途中、ネトらのスイッチプレーも見せていた。

ファンの反応

  • 「勝ちは勝ち。内容はともかく、この時期のUCLでの3ポイントは貴重だ」
  • 「もう少し勢いある攻撃を見たかったが、今日は守備が持ってくれた」
  • 「ククレジャが凄かった」「左サイドの守備を彼が支えてくれた」
  • 「ペドロ・ネトのクロスが決定的だった」「あのオウンゴールこそが流れを呼んだ」
  • 「失点しなかったことに救われた。後半はかなり耐えた印象」
  • ジョアン・ペドロの退場は痛い。あの時間帯で不要なリスクを負ってしまった」
  • 一部批判的な声として、「もっと攻撃的に出られなかったのか」「点差を広げたい試合だった」
  • モウリーニョ復帰に対する注目もあり、「彼の古巣相手で悔しさを感じたのでは」「相変わらず戦術に工夫が足りなかった」といった声も
インタビューでのマレスカの言葉として、「汚い勝ち方」を学ぶことも必要だ、という論旨が語られており、ファンの間でも内容より結果を重視すべきという声と、内容改善を求める声が混在している。
また、モウリーニョスタンフォード・ブリッジに戻ってきたこと自体にも注目が集まり、旧知のファンからは拍手や拍手が送られたという報道もある。(
総じて、ファンの声は「勝利への安堵」と「今後への期待と不安」が交錯している様子がうかがえる。

総評

チェルシー vs ベンフィカ戦は、華麗さや鮮やかさを前面に出すタイプの試合ではなかった。しかし、こういう「ひとつの勝利をどう取るか」が重要とされるチャンピオンズリーグにおいて、チェルシーは必要十分な仕事を果たしたと言える。
勝因を挙げれば、まず守備の安定性と個のバランス。マレスカ率いる守備組織は要所で粘りを見せ、相手のチャンスメイクを抑えた。特に左サイドで奮闘したククレジャ、そして中盤からのプレスとカバーで支えた選手たちが機能した。また、先制点をもたらしたネト‐ガルナチョのサイド起点の動きも光った。
課題としては、攻撃の枚数・バリエーションがやや乏しかったこと。後半、守勢に回る時間が長くなった際に、相手守備に変化を与えられなかった部分が目立つ。特に決定機を演出する多角的な攻めのアプローチを増やしたい。また、退場を避けられなかったジョアン・ペドロのような選手起用・判断のリスク管理も今後改善が必要だ。
モウリーニョの復帰という物語性のあるカードで、チェルシー側にプレッシャーや期待が強かったことは確かだが、最後は地に足をつけて勝ち切った。この勝利を勢いの起点にし、次節以降、よりアグレッシブな展開が出せれば、グループ突破に向けて望みは十分にある。今後は内容を向上させながら、こうした“緊張を伴う試合”を制する経験を積んでいきたい。
 

 


 


 

 
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